予防医学のお話 No.12
冷えは万病の元?

掲載日:2016年02月01日

冷えは万病の元?

 「日中も手足が冷える」、「夜、布団に入っても体が冷えて眠れない」など、一般的に冷え性と呼ばれる身体の冷えはとてもつらいものです。身体の冷えは手先や足先の温度が下がり、血流の悪くなっている状態で、本来働くべき体温調節機能・代謝機能がうまく働いていないことが原因であると考えられます。冷えが身体に良くないと考えられるのは、免疫や代謝機能が低下し、風邪をひきやすくなったり、月経困難症や膀胱炎、また太りやすくなってしまうなど、様々な症状に繋がり、私たちの健康に影響を与えてしまうからです。

身体の冷えの主な原因

〇自律神経の乱れ・・・夏、冷房のきいた部屋に長くいると部屋の内と外との温度差から、体温調整をするための自律神経が上手く働かなくなってしまいます。また、ストレスや不規則な生活も自律神経が上手く働かない原因となり、身体の冷えに繋がると考えられます。

〇エネルギー不足・・・私たちが食事から摂り入れるタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素は身体の中でエネルギーを作り出したり、エネルギーを作り出すサポートをします。現代人の偏った食生活や過度なダイエットは身体のエネルギー不足に繋がり、身体の冷えに繋がる原因の一つと考えられています。

〇女性ホルモンの乱れ・・・更年期になると女性ホルモンが減少するなど、ホルモンバランスが崩れることから、血行不良となり、身体の冷えに繋がる原因の一つであると考えられています。

〇貧血から・・・鉄分が不足すると貧血になり、身体の冷えに繋がる原因の一つとなります。低血圧や血管系の疾患がある方も血流が滞りがちになりますので身体の冷えの原因となります。

〇病気によるもの・・・膠原病や甲状腺機能低下症・閉塞性動脈硬化症・レイノー病・バージャー病なども身体の冷えに似た症状が現れます。

〇筋肉の量が少ない(運動不足)・・・体の筋肉量が少なかったり、運動不足で運動による発熱が少ない身体は、身体の冷え繋がりやすいと考えられています。特に女性は男性より筋肉量が少ないので女性の方が身体の冷えが起こりやすいと言われています。


身体の冷えの改善ポイント

まず入浴や半身浴などが手っ取り早いのですがあくまでも対処療法になります。体の冷えを改善するには、朝食をしっかりと取るなどの栄養素からのアプローチや規則正しい生活を心がけ、自律神経をきちんと機能させておくことが大切です。運動からのアプローチとしては、筋肉が多い身体づくりを心掛け、ウォーキングやストレッチ、腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの筋トレを取入れることも大切です。またストレスをためない、ストレスフリーな環境を作る生活を送ることも大切なアプローチとなります。

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