ミツバチ花粉(ビーポーレン)

ミツバチ花粉(ビーポーレン)ってなに?

ミツバチ花粉

ミツバチは1回の飛行でおよそ1,000以上の花々を巡り、蜜を集めると言われています。また、同時に唾液や蜜で湿らせて、団子状にした花粉(ポーレン)も巣に持ち帰ります。
ポーレン「Pollen」という言葉は、ギリシャ語で小麦粉や花粉の粉末を意味する「Pale」やラテン語の「純粋な粉」という意味に由来していると考えられています。また、花粉は「Bee Bread(ビーブレッド)」とも呼ばれ、ミツバチの主食だけでなく、女王バチだけが食べるローヤルゼリーの源にもなる重要な栄養源です。

花粉症と関係あるの?

虫(または鳥)によって運ばれる「虫媒性(鳥媒性)花粉」

花粉には風によって運ばれる「風媒性花粉」と、虫(または鳥)によって運ばれる「虫媒性(鳥媒性)花粉」の2種類があります。
花粉と聞くと「花粉症」を連想してしまいがちですが、花粉症の原因となる花粉はスギやヒノキなどの風媒性花粉で、ミツバチが集めてくる花粉とは異なります。

虫媒性花粉

ミツバチが集めてくる花粉(虫媒性花粉)は、私たちの健康にも非常に有用であると考えられています。古代エジプトのパピルスには「生命を与える粉」としてポーレンが紹介されており、インド最古の宗教文献リグーヴェーダには「蜂蜜と花粉は健康・幸福・知恵をもたらす」とあります。
また、古代ギリシャの医師ヒポクラテスは「蜂蜜と花粉は炎症や潰瘍、荒れた唇、日焼けにも効く」と述べています。その他、ヨーロッパ、中東、アジアと世界各地に花粉の健康効果に関する話が残されています。

ミツバチ花粉(ビーポーレン)に含まれる成分

花粉成分

植物の生殖細胞でもある花粉には、ビタミン、ミネラル、炭水化物、タンパク質、脂質などの生物が生きていくために必要な栄養素が含まれています。また、その他にも酵素類やアミノ酸類など、私たちの体の機能を助けてくれる栄養成分も豊富です。そのため、花粉は「完全食品」とも呼ばれます。

ミツバチが集めてくる花粉の組成成分は、周囲に自生している植物により異なります。その内訳は、一般的に水分がおよそ10~20%(乾燥後はおよそ4%)、炭水化物(糖質)がおよそ35~45%、タンパク質(大部分はアミノ酸)がおよそ20%、脂質がおよそ5~7.5%と言われており、その他ビタミンやミネラル、酵素など、数十種類にもおよぶ成分が含まれています。

ミツバチ花粉の組成成分(例)

ミツバチ花粉(ビーポーレン)のチカラ

ビタミンやミネラルなど、多くの有用成分を含み、「完全食品」とも呼ばれる花粉ですが、その強い抗酸化力にも注目が集まっています。

私たちが呼吸で取り入れる酸素の一部は「活性酸素」という物質に変わり、体内に侵入した細菌やウィルスなどの病原菌、また、体にとって異物となる有害物質を分解して、私たちの体を守ってくれます。しかし、活性酸素が増えすぎると、余分な活性酸素が異物を溶かす作用を発揮して、細胞を溶解したり、刺激を加えたりして、正常な細胞にまで影響を与えてしまいます。
実はこの働きが様々な病気や老化の原因だと言われているのです。私たちの体内には活性酸素に対応する抗酸化機能が備わっていますが、その機能は加齢とともに衰えてしまいます。

歴史

私たちが普段口にする野菜や果物にはこの活性酸素を除去する力「抗酸化力」がありますが、同じように花粉にも強い抗酸化力があります。
そして、この花粉が持つチカラが活性酸素を除去し、私たちの体の若々しさを保つカギになることがわかってきました。

参考文献

  • 石川康子「ビーポーレンの受容とその機能性解明の歴史」FOOD Style21 2004.7 (Vol.8 No.7)
  • 越後多嘉志、竹中哲夫、八並一寿「ハチミツ、ローヤルゼリー、花粉だんごの化学成分組成の比較研究」ミツバチ科学26号 1986年12月
  • 池田久美子、柿本佳名子、中村正、ほか2名「ミツバチ花粉の抗酸化作用」ミツバチ科学25巻3号 2004年10月

ミツバチ花粉(ビーポーレン)の健康情報

前立腺肥大

前立腺肥大

前立腺肥大症の頻度は、年齢とともに高くなり、50歳頃からより増加します。組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、50歳で約30%、60歳で約60%、70歳で約80%、80歳では約90%にみられますが、そのすべての方が治療を必要とする症状を伴うわけではありません。前立腺の肥大と排尿症状を伴い、治療を必要とする、いわゆる前立腺肥大症の頻度は、その1/4程度と言われています。
 肥満、高血圧、高血糖および脂質異常症と前立腺肥大症の関係が指摘されており、メタボリック症候群との関係についても、検討されています。野菜、穀物、大豆などに多く含まれるイソフラボノイドは前立腺肥大症の発症抑制効果があることが指摘されていますが、喫煙やアルコール、性生活との関係は明らかではありません。前立腺が肥大する原因はまだはっきりとは解明されていません。しかし、「男性ホルモンの働き」が関与していることは間違いなく、中高年になって男性ホルモンを含む性ホルモン環境の変化が起こることにより、前立腺が肥大すると考えられています。
 古くから花粉製剤(セルトニン)が前立腺、前立性囊炎、非特異的尿道炎などによる排尿障害を改善することが、抗炎症作用で説明することができます。

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