注目の健康情報 No.42
新時代を迎えた腸内常在菌研究~研究成果を国民の健康管理・疾病予防に向けて〜②腸内細菌の8大グループ

掲載日:2017年01月11日

筆者はこれまで5000人近い人の大便を集め、腸内細菌叢と生活特性とのデータベースをつくってきました。その結果、腸内細菌叢にはその人の生活特性が強くでることがわかりました。例えば飲酒や喫煙の有無、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂っているか、便秘はあるかといった生活の特徴から細菌叢の成り立ちが決まってくることがわかりました。これを8つのグループに分けることができました。
主な腸内細菌
グループ1 喫煙・飲酒なし、
便秘気味、
BMI標準内の60歳以上の女性群
ルミノコッカス、
クロストリジウムⅥ+Va、
バクテロイデス
グループ2 乳酸菌を摂取、
BMI標準内の59歳以下の女性群
クロストリジウムⅢ+ⅩⅧ、
ルミノコッカス、
ユーバクテリウム
グループ3 喫煙・飲酒なし、
野菜・海草・魚介類・納豆摂取、
BMI標準内の60歳以上の女性群
ルミノコッカス、
クロストリジウムⅠ、
ユーバクテリウム
グループ4 BMI標準内の女性群 クロストリジウムⅪ+Va、
フソバクテリウム、
ユーバクテリウム
グループ5 野菜・海草・魚介類・納豆を摂取する群 クロストリジウムⅪ+Va、
ユーバクテリウム、
ストレプトコッカス、
アクチノマイセス
グループ6 便秘ではない59歳以下の男性群 クロストリジウムⅪ+Va、
ユーバクテリウム、
ルミノコッカス
グループ7 喫煙・飲酒あり、
野菜・海草・魚介類・納豆摂取、
BMI標準外の60歳以上の男性群
クロストリジウム、
ラクノスピラ、
セレノモナス
グループ8 喫煙あり、
BMI標準外、59歳以下の男性群
クロストリジウム、
フソバクテリウム、
ラクトコッカス
研究がさらに進めば、生活習慣に応じて腸内環境をどのように整えればよいかといったこともわかるはずです。まずは、自分のおなかの中がどんな腸内細菌の状態になっているのかを知ることが大切です。
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