注目の健康情報 No.40
腸・脳・神経細胞の三角関係 ~ (2)交感神経、副交感神経とも連携

掲載日:2016年12月05日

ヒトの神経系は、中枢神経系と末梢神経系から成り立っています。末梢神経系にはさらに体性神経と自律神経があり、その自律神経の中に腸内神経は含まれます。ほかにも自律神経はありますが、腸内神経は脳の指示とは関係なく独自に動いているので、「自律」の典型ともいえます。

一方で、同じ末梢神経系である交感神経系、副交感神経系の働きも腸内細胞に大きな影響を及ぼします。交感神経と副交感神経の働きは各器官が正しく機能しているかを監視することですが、この二つは反対方向を向いています。

例えば、交感神経が腸の活動を抑制しようとする一方で、副交感神経は腸の動きを活発にしようとします。自動車に例えるならばブレーキとアクセルになりますが、それらの神経とも連携を取りながら、腸内神経は腸の活動を維持しているということになります。

腸には、交感神経が強すぎると、食べ物を肛門に向かって運んでいく「蠕動運動」がうまく行われなくなるという特徴があります。腸が調子よく活動するには、副交感神経の働きも重要となってくるのです。
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